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狭心症・心筋梗塞は生命に関わる重大な病気です。狭心症・心筋梗塞の原因・症状・治療・検査・予防を知っておきましょう!

狭心症・心筋梗塞とトイレのトラブル

目次


トイレで心臓発作が起きる事が多い


 入浴時の温度差による血圧上昇と同様に、冬の寒い時期は夜間のトイレで心臓発作を起こして倒れるということが多く起こります。この原因の1つが温度差であり、暖かい寝床から寒い廊下、冷え切ったトイレへと移動する中で血圧や脈拍が上昇して心臓発作が起こります。

 トイレが生活空間の中心にあるようなマンションであればトイレの温度差はありませんが、居間と温度環境が異なる場所(玄関の横など)にトイレがある一戸建て等では温度差が大きくなります。これを防ぐためには、暖かいものを羽織って身体を冷やさないようにしたり、トイレに小型のストーブや便座の保温器を取り付けるなど、トイレを暖かくする工夫が必要です。


排便時のいきみ過ぎに注意


 排便の際にいきみすぎると血圧が急上昇するため、心臓発作のリスクを大きく高めます。排便がスムーズにいかず息をこらえて何度も強くいきむと、血圧や心拍数が上昇して心臓への負担が大きくなります。いきむのをやめると血圧は急激に下がり、さらにそこからいきんで血圧が急上昇するなど、短時間で血圧が激しく上下することが心臓発作の引き金となります。

 また、和式トイレは洋式トイレに比べていきんだ際の血圧上昇が大きいことがわかっています。これは和式トイレの方が排便中にお腹が圧迫されやすく、胸腔内圧が高くなることで血圧も高くなります。トイレが和式の場合は洋式に交換したり、便器の上からかぶせて洋式のように座れるようにするなどの対策をとる必要があります。

 必要以上にいきまないようにするためには、食生活や生活習慣を見直して便秘を予防することが大切です。食物繊維を摂る事はもちろんの事、こまめに水分を摂取したり、適度に身体を動かすようにしましょう。なお、心臓病の薬を飲んでいる人で便秘薬を服用する場合は医師に相談するようにしましょう。


尿意を我慢すると血圧が上がる


 膀胱に尿が少したまったくらいで血圧が上がる事はありませんが、膀胱がいっぱいになった状態で我慢すると、膀胱壁が緊張状態となり膀胱反射と呼ばれる作用によって血圧が上がります。

 排尿することで膀胱反射が治まり血圧は下がるのですが、血管が拡張したままの状態で血圧が下がるため、急激な血圧の下がり方となります。トイレで排尿後に立ちくらみをする事があるのはこれが原因で、ひどい時には意識を失うこともあります。血圧の乱高下は心臓の負担となり、心臓発作の引き金となるため注意が必要です。


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